Seeding Hopeとは

Seeding Hopeのミッション

 

小さくても可能性を秘めた任意団体が立ち上がります。名前はSeeding Hope。ロゴは、種から芽生えたばかりのまだまどろんでいるような芽と、その種が育つための資源(光・白虹と水)がデザインされています。子どもと家族を巡るメンタルヘルスの問題を解決するための仕組みの小さな種を蒔いて、育てていきたいという願いをこめて作られました。そのターゲットは広義のトラウマ性疾患です。

 

近年、自殺、精神疾患、DV子ども虐待、非行や犯罪、貧困などの大きな社会的課題の背景に、子ども期のトラウマ(子ども虐待、DV目撃、いじめ、性暴力被害など)既往が深く関連していることがわかってきました。子ども期には被害者であった加害者が問題行動を引き起こし、子ども期に被害をうけた人は成人しても被害をうけ、不適応を来します。これは再演、世代間伝達という現象と知られています。

 

大災害という集団的なトラウマ状況においても本質は同じです。元々健康な家族は困難のなかでより結束を増す一方、DVや子ども虐待などが元々存在する家庭では状況が悪化し、より大きなストレスを抱えた家族や集団では新たな加害被害が起きやすいことがわかってきています。子ども期トラウマをひきおこしやすい状況にある家族や集団は、災害下でもハイリスクで支援を要するのです。

 

これら日常のなかで慢性的に続く加害や被害は、怒りや憎しみなどの感情とそれ伴う行動により人から人に伝播していきます。細菌、ウイルスに次ぐ第三の感染症ともいえる公衆衛生的な大問題です。一方幸いなことこの問題には当事者が回復することによって、新たな被害が起きることが予防されるという特徴があります。トラウマによる傷つきが癒されることで、次世代のトラウマが予防されるのです。

 

私たちがそれぞれの現場で努力を重ねるなかでわかってきたのは、根本的な解決のためには、組織の縦割りや職種を超えた協力、当事者のエンパワメントが必要だということでした。この人類共通の課題に既に世界中で取り組みがあり、その効果が検証されてきています。さらにこれから検証を必要とする有望な技法もあります。さまざまな取り組みを検証し、その価値を地域で必要な場所に定着するためには、従来の枠組みを超えた多数領域のコラボレーションを可能にする仕組みが必要です。

子どもは未来です。私たちの子どもがより傷つかず育ち、たとえ傷ついても癒される仕組みが社会に定着すれば、そのもってうまれた本来の可能性を十全に開花させることができます。より明るく、より幸福で、より格差がない社会へ。幸せな対人関係、家族関係が達成されればそれは相乗効果となり、より創造的で、より生産的な未来が可能になるでしょう。負の連鎖を断ち切るのは今です。

 

 

 

Seeding Hope  事業の柱

 

        1. 啓発事業(講演会や市民参加促進のための公開事業)

        2. 研修事業(有効性が明らかな技術やプログラムの普及、現場作り支援)

        3. 交流促進事業

  (Seeding Hopeの目的に賛同する研究者、臨床家、専門職、支援者を結びつけるための事業)

        4. 臨床研究事業(有望な技術の検証、文献レビュー)

        5. ファンドレイジング事業(特定非営利活動の資金確保を目的とした企画、製作、販売事業)

        6. その他この法人の目的のための活動を拡大・深化・活性化するための事業